インドのシーク教徒、髪切られて暴動に [社会・ニュース]
<インド>シーク教徒の少年が髪切られ、抗議デモ激化
【ニューデリー】インド西部ラジャスタン州で21日、少数派シーク教徒の少年が髪を無理やり切られたことをきっかけに同教徒の抗議行動が起き、警官隊と衝突する騒ぎになった。
同州の州都ジャイプールで、17歳の少年が別の6人の少年に拉致され髪を切られたのが発端。ガールフレンドとの関係をめぐるいざこざが原因とされるが、この事件がシーク教徒の宗教的感情に火をつけた。
同教徒男性にとって髪やヒゲは神から与えられた神聖なもので、一生切ることはない。ジャイプールでは神聖な剣を振りかざしての抗議デモが激化し、警官隊との衝突で負傷者も出た。デモはシーク教徒が多い北西部パンジャブ州や首都ニューデリーにも飛び火した。
シーク教は約500年前にインドで始まり、男性信者は長い髪にターバンを巻いた姿が特徴。80年代には多数派ヒンズー教徒との対立が激化し、84年に当時のインディラ・ガンジー首相がシーク教徒の警護隊員に暗殺される事件もあった。(毎日新聞)
インドといったらやっぱりターバン姿の人たちだよなあ。でも、シーク教徒は人口の2%程度を占めるに過ぎず、ターバンしているのは男性だけなので、10億以上の人口を抱える国に実際は1,000万人くらいしかいない。
でも、日本のスーパーで売られている「印度咖哩」なんて書かれたカレーのパッケージには、ターバン姿のインド人がカレーの味見しているような絵が描かれていたりするし、実際、インドカレーの店に行けばターバン姿のインド人がマネージャーやってたりする。(厨房に入るのはターバンしていない普通の(?)インド人であることがほとんどだけど)


シーク教徒は商才に長けているので、「印僑」として進出し、世界中でビジネスをしたりしているから、「インド人=ターバンしている人」というイメージが出来上がったのかもしれない。10年ほど前、ネパールをバスで旅行していた時、インドから国境を越えてきたと思われる、対向車線を走っていたトラックのドライバーがターバン姿で、「お、やっぱりインド人ってターバンしてるんだ~」とえらく感動したのを思い出す。
さて、気になるのがターバンの中身だが、髪の毛を縛って頭頂部で団子状になるようにまとめ、布で包み、その上からターバンを巻くようになっているらしい。つまり、ターバンで髪の毛を巻き込んでいないので、実はスポッと簡単に取れるそうである。非常にわかりにくいたとえであるが、所ジョージの「ダーツの旅・世界編」でペルーやインドの駅長さんにプレゼントした巨大な駅長帽みたいなものか。(この番組観た人いるかな~)
日常生活で決してターバンを外すことのないシーク教徒の男性、バイクに乗る時はどうするかというと、実はインドではターバンがヘルメットの代わりとして認められているそうである。これにはちょっと笑ってしまった。
シーク教徒の男性は、必ず自らの名前の最後に"singh"という呼称をつけることになっているのだが、ひと昔前、日本でも「インドの狂虎」というニックネームでプロレス界で大暴れしたタイガー・ジェット・シンは本当にシーク教徒なのだろうか。確かに、リングに上がるときはイッちゃった目をしてターバン姿でサーベルを振り回していたし、ヒゲも伸ばしたままだった。でも、試合中はターバンを外していたし(当たり前か)、髪も比較的短く切っていたから、シーク教徒ってのはギミックなんだろうな、やっぱり。
そもそも、彼はインド・パンジャブ地方の出身で、インド式レスリングの達人とのプロフィールだったけど、実はインド系カナダ人の実業家で、半狂人なんてのも真っ赤なウソ。実はめちゃめちゃ礼儀正しい、親日家の「いい人」なんだそうだ。いや~、プロレスってファンタジーの世界ですね。


話が脱線しすぎて、何を結論に持ってこようとしていたのかよくわからなくなってしまいましたが、外国人からすれば、「インド人=ターバンの人」ってステレオタイプなイメージはあながち間違っていない、ってことでしょうかねぇ。







インドは自分にとっていろんな意味で最高!! です。
by LOCK (2006-08-28 10:27)
インド一の高級ホテル「タージマハールホテル」にいくと、ベルボーイが全員ターバン巻いてた。ああやってインド人自身が「インド人=ターバン」というステレオタイプを強化しているんだろうね。
by しょちょう (2006-08-28 11:50)
シーク教徒はたったの2%?微々たるもんですね。なんだ。
でもこれだけターバンでインド人のイメージを定着したのだから大したもんです。仕掛人は誰??ジェットシンさんですかね??
印橋ってシーク教徒多いんですか、それも知りませんでした。日本にはあまり居ないですよね、印橋。それとも僕が知らないだけでしょうか?中華街はあっても印街?はないですもんね。
また勉強になりました。
シーク教徒の髪に触っただけでもエライことになりそうですね。
by キー (2006-08-29 00:50)
LOCKさん
やっぱりインドは奥が深いですね。次から次へいろんなことが出てきてまったく飽きることがないです。まさにインド人もびっくりの玉手箱。
しょちょう
あれはヒンズー教徒でもターバンすることになっているのかねえ。でも、シーク教徒はサービス業に従事する人も多いので、ホテルのベルボーイは実はほとんどがシーク教徒だったりして。
キーさん
シーク教徒はヒンズー教徒のようにカーストによる職業や居住地の制約、そして宗教上の禁忌が少ない上、商才に長けているので世界中で活躍し、それゆえに国内では少数派ながらも外国ではインド人の典型のようなイメージを植え付けたのでしょうね。
日本にも最近、印街のようなものありますよ。それは東京の西葛西です。20年ほど前にインド人家族が移住してきて以来、最近ではIT系の技術者が1,000人以上住んでいて、一大インド人コミュニティとなっているそうです。一度行ってみたいです。
by ちくりん (2006-08-29 01:55)